キャリアストーリー インタビュー②
キャリアストーリー
「地域貢献、お客様に喜んでいただきたいという思いと共に」
河田 裕右
SBプレイヤーズグループは、年齢や社歴に関係なく多様な人材が活躍できる職場環境づくりに努めています。IT業界未経験で中途入社し、現在はグループ会社である「さとふる」の取締役を務める河田さんが、ご自身のキャリアや事業に関する思いをお話しします。
入社から現在に至るまでのキャリアについて教えてください。
SBプレイヤーズに入社し、さとふるに出向となったのが2016年です。
入社前はエンターテイメント業界にいて、劇場型のバスツアーやまちづくりなどに携わっていたんです。地域の歴史や文化を深堀りする中で、地域貢献や地域活性化といったことに興味を持つようになりました。また、当時からエンターテイメントとITを掛け合わせることにも興味があって、IT系の企業で経験を積みたいとも考えていました。そんな中、ITで地域社会を活性化することを目指しているさとふるは、とても魅力的でした。
エンターテイメント業界からふるさと納税事業への転職というのは、大きなキャリアチェンジだと思う人もいるかもしれませんが、自分の根本に「人に喜んでもらえる仕事をしたい」という思いがあって、その部分は変わっていないですね。
現在取締役として活躍されていますが、入社時に今の姿は想像していましたか?
全く想像していませんでした。もともと現場志向が強いので。
取締役を打診されたときも、自分は現場にいた方が会社に貢献できるのではないか、という迷いもありました。結局、それは取締役就任後も変わらなかったですね。今でも現場にはよく行きます。
今までで印象に残っているプロジェクトはありますか?
1つに絞ることはできないのですが……。さとふるのシステム開発は大きなチャレンジでした。
当時「こういったシステムがあれば、利用者の皆様にもっと喜んでもらえる」という構想があったのですが、難易度が高くなかなか導入に踏み切れていませんでした。その案件を、当時の上長が自分に任せてくれたんです。プロジェクトマネジメントの経験もほとんどない頃で、失敗もたくさんしましたが上長や経営陣のフォローがあり、やり遂げることができました。
今は自分が仕事を任せる側で、取締役と部長を兼任している状態ですが、部のメンバーにもいろんなチャレンジをしていってほしいと思っています。うまくいかなかったら、都度、柔軟に方向転換して実行すれば良い。周囲の力だってどんどん借りれば良いと思っています。部下を叱ることがあるとすれば、目的を忘れ、お客様を置いてきぼりにして判断を誤ったときですね。
管理職、取締役へとキャリアアップする中で、変わっていったことはありますか?
先程お話ししたように、大きく変わったところはありません。企画の部署にいたこともあれば、オペレーションの部署の責任者だったこともあり、仕事の内容はさまざまでしたが「難易度が高いミッションでも、地域社会に貢献できることであればやり遂げる」というスタンスで取り組んでいました。何か大きな変化があったからというよりも、日々の仕事の積み重ねが取締役という立場につながったと考えています。
取締役になって唯一変わったことと言えば、プレッシャーの質が変わったことでしょうか。それまでは1つ1つの案件に対してプレッシャーを感じることもあったのですが、今はプレッシャーというより、使命感があると言った方が良いかもしれません。日本を元気にすることにコミットし、ひいてはさとふるそのものを社会に貢献できる企業として存続させ続けるという、使命のようなものを感じています。
「社会への貢献」ということが河田さんのキーワードでしょうか。
そうですね。特に「地域社会への貢献」ということを忘れることはありません。
所轄部門のメンバーも、当然いろいろな価値観を持っていると思いますが、価値観や個性は多様な方が良いですよね。地域社会への貢献へ向けた「山の登り方」は、さまざまあった方が良い。時代の流れも速くなっているし、皆が同じだと偏ってしまう。お客様に喜んでいただく、価値を提供し続けることが自分たちのミッションなので、多様な人材にいてほしい。ただ、その中で「地域のために価値を生み出し続ける」という思いは皆が持っている。逆に言えば、それさえ一致していれば、いろいろな個性が集まって良い仕事ができると思っています。
取締役